強運を持っている手相とされるのが、ますかけ線です。知能線と感情線がひとつとなり、線がまっすぐ手のひらを横切る手相です。天下統一を成し遂げた豊臣秀吉や徳川家康もこの線を持っていたと伝えられ、そのことから「天下取りの相」と呼ばれるようになりました。片手だけでなく両手に線が現れている人は特に強運とされます。

現代において、この手相はビジネスの世界で成功している人によく見られます。天才的な閃きの持ち主で、自分に適した仕事にめぐり会えれば、周りが驚くような才能を発揮するとされます。持ち前の直感と粘り強さと集中力によって、運命を切り拓いていくたくましさがあります。ただ若い時は苦労する人も多く、どちらかと言えば大器晩成型のようです。

ますかけ線を持つ人の恋愛運について、男性の場合はおおむね順調とされます。全ての面で女性をリードする形になり、女性にとってはとても頼りになる相手です。逆に言えば、自立心の強い女性とは衝突が多く、あまり上手く行かないかもしれません。この線を持つ女性の場合はどうかと言えば、性格的にサバサバしているため、女性らしさを求める男性から見ると物足りない存在かもしれません。

逆にフランクなお付き合いを求める男性とは上手く行くでしょう。ますかけ線の人は強烈な個性を持っているケースが多いせいか、恋愛運は一般的にあまり良くないと言われることもあります。個性が強い人とのお付き合いというのは、最初は物珍しさも手伝って順調に行くでしょうが、お付き合いが長くなってくると、その個性について行けなくなってしまうことが出てくるからかもしれません。ますかけ線を持っている人で、あまり恋愛が上手く行かないなと感じる場合は、普段から自分を主張しすぎないよう、相手の気持ちもしっかり配慮することを心がけることをお勧めします。

そうすれば恋愛運も好転するでしょう。